ドイツでnetflix開いてみたらジブリが見れた

今回は、自分が大好きなジブリ作品の1シーンを、ドイツ語訳を見ながら勉強してみたいと思います。

今回は、、「風立ちぬ」!!

の、主人公堀越二郎が上京してきた妹加代と船の中で話すシーンです!

具体的にどんなシーンかというと、加代が医学を学びにいずれ上京したいことを二郎に伝えて、父親に口添えを頼んでるシーンですね

二郎 寒くないかい?

加代 平気。こんなに東京が復興してるとは思わなかったわ

しばし船が進む

加代 にいにいの部屋に私も住んじゃだめ? 一人じゃお父さんが東京に出してくれないの。

二郎 あそこは、その頃には僕は多分名古屋だな

加代 飛行機会社?

二郎 うん

加代 いいなあ男は。私、大学へ行って医学を学びたいの。

二郎 お医者さんか。加代ならいいかもしれないね。

加代 ね!そうでしょう?

二郎 正月には帰るから、父さんに話してあげるよ。

加代 嬉しい。お願いね。

ドイツ語訳

二郎 Ist dir nicht kalt?

加代 Nein. Ich hätte nicht gedacht, dass Tokyo wieder aufblühen würde.

加代 Kann ich nicht bei dir wohnen? Vater lässt mich nicht allein in Tokyo leben.

二郎 Bis dahin bin ich vermutlich in Nagoya.

加代 Bei einem Flugzeughersteller?

二郎 Ja.

加代 Ihr Männer habt’s gut. Ich möchte mal Medizin studieren.

二郎 Ärztin? Das passt zu dir.

加代 Nicht wahr? Denke ich auch.

二郎 Ich rede an Neujahr mal mit Vater darüber.

加代 Danke, bitte mach das.

初めの二郎の寒くない?のセリフ、

Ist dir nicht kalt?  で表現されています。

本来、Du bist nicht kalt. のように1格で表すものと思ってしまいますが、

ドイツ語では体調や気分を現したいとき、3格(Dativ)で表現することが多いみたいです。

寒い、というのは気候や気温という考え方であって、寒さの正体に主語がつく

そうなると、Es ist dir kalt

となり、Dir を文頭に持ってくることにより消えてしまうそうです。

なので、Du bist kaltは、あなたは冷たい人間だ、になってしまうんですね。

加代の、こんなに東京が復興してるとは思わなかったのセリフ、

Ich hätte nicht gedacht, dass Tokyo wieder aufblühen würde.

復興する、をwieder aufblühen 再び栄える、みたいな表現で表しています。

「さよならの夏」〜コクリコ坂から〜のドイツ語訳を見てみた

ドイツ語訳

Ich sehe wie das Schiff am Horizont verschwimmt.

Und sage “Lebe wohl” zu dir als das Horn erklingt.

Der Abschied fiel mir schwer doch geh ich meinem Weg.

Ich möchte, dass der Sommerwind den Schmerz von mir weht.

Die Liebe ist für mich wie eine Melodie.

Tief in meinem Herzen erklingt sie.

Die Liebe ist für mich wie Vögel in der Luft.

Unbeschwert fliegt sie frei ohne Furcht.

Vom Abendschein umhüllt stehe ich nun hier

Wenn ich nach dir rufen sollt, findest du den Weg zu mir?

Ich höre in der Fern den Hall eines Klaviers

Es weht den Klang des Wasserspiels hin zu mir

Begegnungen gehör’n zum Fluss dieser Zeit

Ich möchte, dass ein Sommertraum in unseren Herzen bleibt

Die Liebe ist für mich wie ein Tagebuch

Jeder Tag wird davon festgehalten

Die Liebe ist für mich wie ein kleines Schiff

Weiße Wolken erschaffen sein Riff

Vom Abendschein umhüllt seh ich wo du stehst

Wirst du nach mir suchen, wenn du mich mal verlierst?

Ich fühle wie der Wind die Bäum zärtlich wiegt

Die Abendsonne strahlt durch sie, dass ein Schatten auf mir liegt

Glaubst du, wenn man dort auf der Turmspitze steht

Dass unsere Stadt am Meer in ihrer Sommertracht erblüht

Die Liebe-einst vergang’n- ist wie ein Schneekristall

Sie taut auf und verschwindet im Morgen

Die Liebe, die noch kommt, ist wie ein Refrain

Sie währt endlos und kennt keinen Halt

Und so stehen wir hier vomAbendschein umhüllt

Wenn wir uns wiedersehen, wird mir mein Wunsch erfüllt?

引用:ドイツ語作詞 aFlowerSmiles

Youtubeチャンネル Pianist Stefan Bötel から

日本語の歌詞

光る海に かすむ船は

さよならの汽笛 のこします

ゆるい坂を おりてゆけば

夏色の風に あえるかしら

わたしの愛 それはメロディー

たかく ひくく 歌うの

わたしの愛 それはカモメ

たかく ひくく 飛ぶの

夕陽のなか 呼んでみたら

やさしいあなたに 逢えるかしら

だれかが弾く ピアノの音

海鳴りみたいに きこえます

おそい午後を 往き交うひと

夏色の夢を はこぶかしら

わたしの愛 それはダイアリー

日々のページ つづるの

わたしの愛 それは小舟

空の海をゆくの

夕陽のなか 振り返れば

あなたはわたしを 探すかしら

散歩道に ゆれる木々は

さよならの影を おとします

古いチャペル 風見の鶏

夏色の街は みえるかしら

きのうの愛 それは涙

やがて かわき 消えるの

あしたの愛 それはルフラン

おわりのない言葉

夕陽のなか めぐり逢えば

あなたはわたしを 抱くかしら

作詞:万里ゆき子

今回は、ドイツ語うまくなりたいということで日本の歌のドイツ語訳を引用してきました。

ジブリのコクリコ坂からです。

手嶌葵さんの歌声や、岡田准一さん、長澤まさみさんの日常シーンにキュンとしたりしました。

こうして改めて見ると意外にシンプルな構文だったり単語を使っているのですが、やっぱり日本語の奥深いニュアンスのようなものがシンプルさの中に宿ってるような気がしますね。

そしてドイツ語訳を見ると、僕にとっては全然可愛くない難易度でした笑

少しみてみます。

Ich sehe wie das Schiff am Horizont verschwimmt.

「私は水平線にぼやけた船みたいなのを見る」

ich sehe wie で〜みたいだ、みたいな使い方ができます。

das Schiff am と続くのですが、ここのamは本来水辺の中へ、と言う時のanという前置詞で、

しかしHorizontが男性名詞かつ3格で表現する必要があるためan+dem=am となります。

それで、光る海にかすむ船は という表現になってるんですね。

、、、ふう、ドイツ語、めんどい

Und sage “Lebe wohl” zu dir als das Horn erklingt.

ここのLebe wohl は、どちらかというと永遠のさよなら的な意味です。なのでTschüss!みたいな軽い表現ではないですね。

Der Abschied fiel mir schwer doch geh ich meinem Weg.

別れを告げるのは私には難しい(辛い)、しかし私は自分の道をゆく

doch 動詞+主語ですね。めっちゃ意訳してますね

Ich möchte, dass der Sommerwind den Schmerz von mir weht.

私は、夏の風で私の痛みを吹き飛ばしたい。

→夏色の風にあえるかしら

なるほど、この歌詞の主人公の背景や文脈から判断してこういう訳になっているんですね。

こうしてみると、日本語って簡素の中にある空白というか広がりというか、日本語って改めてなんかすごい。

Die Liebe ist für mich wie eine Melodie.

私にとっての愛、それはメロディー。うん。

Tief in meinem Herzen erklingt sie.

私の心の奥底でそれは響く。→たかく ひくく 歌うの

なるほど。

Die Liebe ist für mich wie Vögel in der Luft.

私の愛、それは空の鶏。

Unbeschwert fliegt sie frei ohne Furcht.

unbeschwertで苦悩なく、呑気なともいえます

恐れることなくのんびりと飛ぶ

Vom Abendschein umhüllt stehe ich nun hier

umhülltで覆う、包む nunで今

夕陽に包まれて私は今立っている。

Wenn ich nach dir rufen sollt, findest du den Weg zu mir?

その時あなたを呼んだら、あなたは私への道を見つけるかな

もちろん現時点の自分がちょっとみてるだけなので文法上や訳し方の間違いはあると思いますが、、

今思うこと。

日本語って、いとをかし。

ドイツのクリスマスマーケット

今回はドイツのクリスマスマーケットをご紹介します!

ライプツィヒのクリスマスマーケット

自分が今住んでいるのはドイツ東部にあるライプツィヒという都市です。

西側とはまた違った系統の建物が並ぶ、歴史ある文化都市だと言われています。

上の写真はアウグストゥスプラッツという広場から撮ったもので、向かい側にはライプツィヒ歌劇場も見えます。

このように、ドイツのクリスマスマーケットはどこか大きな会場を押さえて行うというよりは、街全体を使ってあたり一面クリスマスマーケットを催そう!というスタイルが主流みたいですね。

街中にどっしりと構えるクリスマスマーケット

いろんな出店が出て、みんなでグリューワイン(ホットワイン)やソーセージパン、クレープなどを食べながら語り合い街を散策する、というのが一つの楽しみ方なのですが中にはこんなものも、、、

観覧車まで、、

まるで移動遊園地ですね!

幻想的な風景が広がっています。

あっつあつだ、、

ドイツのクリスマスマーケットは通常11月23日から12月23日まで1ヶ月間開催されます。

今これを書いてるのが12月23日なのですが、24日から年末年始までのやく1週間、ほとんどのお店が閉まるということで、きっとこの1ヶ月とは対照的に皆ひっそりと、慎ましやかに過ごすのでしょう。

無事ドイツまで来れたので、このような感じでいろいろ発信できたらなと思ってます。

それではまた!